| 絶景を走る 日本の美しい道 瀬戸内 |
| Ｓｈｉｍａｎａｍｉ Ｋａｉｄｏ Ｏｍｉｓｈｉｍａ Ｉｓｌａｎｄ |
| しまなみ海道 大三島（おおみしま） PART１ |
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| 爽快な南岸周回道路、最高峰鷲ヶ頭山、美しい多々羅大橋 |
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| サイクリングの聖地 多々羅しまなみ公園から多々羅大橋 |
しまなみ海道で最大の面積を誇り愛媛県最北端に位置するのが大三島だ。ここは日本総鎮守の大山祇神社（おおやまづみじんじゃ）が鎮座する神の島とされ、境内には樹齢3000年を越える天然記念物の楠が生い茂りスピリチュアルなパワーに溢れている。神の島として魚類を採ることは長らく禁忌とされていたことから、豊富な漁場が保護され天然魚介類の宝庫となっている。(海鮮料理は評判) また「伯方の塩」のブランド名で知られる伯方塩業（本社・松山市）の製塩工場が近年立地し工場の見学もできる。芸予諸島の中では生口島の瀬戸田と並ぶ一大観光拠点で、多々羅大橋のたもとの多々羅しまなみ公園はサイクリストの聖地とされ、大きな岩のオブジェが撮影場所になっている。
芸予諸島・・・広島県（安芸の国）と愛媛県（伊予の国）から、両県の間にある瀬戸内海の島々を芸予諸島と呼んでいる。
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（地図提供 尾道まちかど広報室） |
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| 大三島橋の西から快走の周回道路が始まる |
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| 大三島橋を過ぎて海に向う下りクネクネ道 |
しまなみ海道最大の大三島ながら、高速道路は島の東部をかするように走りフルＩＣが１箇所である。約４０㎞の周回道路は、シーサイドからアップダウンと多様な走りと景色で迎えてくれ充分に走り応えがある。時計廻りでも反時計廻りでもどちらでもよいが、ここでは時計廻りで紹介する。(より海側を走るため)
大三島ＩＣを降りたらまずは左折して多々羅しまなみ公園でサイクリストの聖地で記念写真。伯方の塩入りのソフトクリームでエネルギー充填して出発。集落の中を走る海沿いの道を南へ進む。大三島橋の手前の県道５１号を右折し南岸方面へ向い、峠を登って下るところが写真の場所。こういう連続Ｓ字の道が大三島にはいくつかある。ここから楽しい南岸道路が始まる。
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| 南岸の周回道路は、しまなみ海道随一のシーサイドロード |
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| 今治や大島を見ながら海沿いの１車線区間を走る |
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| 海と山の間の連続カーブが続く |
| 南岸周回道路は２車線区間と狭路区間が混在するが、ブラインドカーブは多くなく、車・自転車も少ないので走りやすい。とは言ってもカーブの前では減速が鉄則。アップダウンと海沿いの道が交互に現れ、低木の樹木のおかげで瀬戸内海の景色を楽しみながらドライブできる。
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| ２車線道路で海岸沿いと山裾のワインディングを走る |
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| 低い樹木が多く、瀬戸内海の眺望を楽しみながら快走 |
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| 集落と集落をむすぶ快走区間 |
| こちらは２車線区間。サイクリング用のブルーラインがしまなみ海道の島の道を象徴している。海沿いの平坦な道と山裾のアップダウンの道があり、自転車だと初級者にはやや難コースで中級以上なのかなと思われる。車での紹介が終わったら、自転車走行を行っていく予定だが、距離の長い大三島は事前の覚悟と勇気がいるかもしれない。
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| 南岸道路の締めはヒャッホー坂 |
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| 連続Ｓ字のヒャッホー坂（くねくね坂） |
| 長い南岸道路の終わりは、サイクリストの中では有名なヒャッホー坂。それまでの登り道路を終えてようやくたどり着いた下りS字の快走路を「ヒャッホー」と叫びながら下るのが定番らしい。たしかにそうしたくなるだろう、ドライブしていても思わず「スゲー！」と言いたくなる道とその先の瀬戸内の景色だ。正面右はとびしま海道の橋のない大下島になる。しまなみ海道ととびしま海道がつながれば、ドライブのバリエーションが増え、広島県と愛媛県を格安で渡る事ができる。
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| 来島海峡大橋を背中に、大崎上島を横目に、西岸周回道路を北上する |
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| 大三島ふるさと憩の家前から来島海峡大橋 |
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| 突然現れた伊東豊雄建築ミュージアム、正面は大崎上島 |
| 大三島ふるさと憩の家周辺は、来島海峡大橋を遠望する海沿いの快走路。その先の宗方港からは本数は少ないがとびしま海道の岡村島や今治行きのフェリーが出ている。海沿いの高台の道を進むと左手に超おしゃれな建物が見えてくる。日本を代表する建築家の伊東豊雄（いとうとよお）建築ミュージアムで、ご自身が設計した「スティールハット」と「シルバーハット」の２つの建物。シルバーハットは自邸を再現したものである。入口の誘導路から庭園のような敷地は瀬戸内海の景色とマッチしてとても美しい。
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