| 絶景を走る 日本の美しい道 瀬戸内 |
| Ｓｈｉｍａｎａｍｉ Ｋａｉｄｏ Ｉｋｕｃｈｉｊｉｍａ Ｉｓｌａｎｄ |
| しまなみ海道 生口島（いくちじま） |
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| 自転車天国の周回道路、美しい斜張橋の多々羅大橋、超穴場の高根島 |
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| 美しい多々羅大橋と自転車道が整備された周回道路 |
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本州尾道からしまなみ海道３番目、広島県最後になるのが生口島である。温州みかんをはじめとする柑橘類の栽培が盛んで、江戸時代には製塩も行われたが現在は造船所に変わっている。
日本画の重鎮、平山郁夫画伯の生誕地で、少年時代から代表作品まで展示した「平山郁夫美術館」には、内外から平山ファンが訪れる。「未来心の丘」が人気となっている耕三寺は、大阪の元実業家耕三寺耕三が慈母への報恩感謝の思いを込めて建立した浄土真宗本願寺派の寺院で「母の寺」と呼ばれている。一般的な寺院と違い宗教のテーマパークのような施設で入場料もそれなりだ。(リピートには優しい) 生口島と隣の高根島（こうねしま）は、アートの島として「島ごと美術館」というコンセプトで現代彫刻家の屋外作品を島中に設置するというプロジェクトを行っており、ドライブの途中でチェックするのも楽しみだ。しまなみ海道の広島県の３つの島の中では、車での走行の観点から道路の整備状況は一番いいと感じた。
本州(尾道)方面からは、山陽自動車道福山西ＩＣから国道２号線バイパス経由でしまなみ海道の生口島北ICで降りる。四国（今治）方面からは、生口島南ＩＣを降りる。
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（地図提供 尾道まちかど広報室） |
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| 自転車道＋歩道と車道が分けられ、安全にドライブできる周回道路 |
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道路からの景色も素晴らしい
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| 橋を越えて北側から多々羅大橋を眺める |
| 尾道側から生口島北ＩＣを降りて国道３１７号線を時計廻りで進むと、最初は市街地の中を通る普通の道だが、生口島南ＩＣを過ぎたところから海沿いの道になる。自転車と歩行者共用の歩道も広く、安心してドライブを楽しめる道だ。防潮堤の高さが低いので海側の景色もストレスなく楽しめる。(脇見運転は厳禁) 景色のいい場所には道路の山側に駐車スペースがあるので撮影などもできる。しまなみ海道の橋の中で最も美しいと言われる斜張橋の多々羅大橋の姿は、順光になる橋の南側の道路からが美しく映える。大橋の橋脚のすぐ北にあるサイクリストの聖地レモン谷は、車では進入できないので歩くか折り畳み自転車で行くことになる。 |
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| 南国ムード満点のやしの木ロード |
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| やしの木ロード |
| 白い砂浜の美しいサンセットビーチから県道８１号に変わると、やしの木の街路樹になり南国ムード漂う道になる。やしの木は海沿い区間の終わる工場付近まで続いている。夕陽に映える瀬戸内海とやしの木はとても美しそうだ。サンセットビーチに車を止めて、折り畳み自転車で生口島南ＩＣまで往復走行を楽しんでもいい。自転車は自前でもいいしレンタルもできる。 |
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| インスタ映え間違いなし、白い岩の庭園 未来心の丘（耕三寺） |
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| イタリアから運ばれた大理石で造られた庭園 |
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| このアングルの写真がインスタ上に無かった |
| 生口島の中心地には平山郁夫美術館と耕三寺の２つの観光名所がある。どちらも良いが、インスタ映えで今人気上昇の耕三寺の未来心の丘（みらいしんのおか）がお薦めだ。広島県世羅出身の彫刻家・杭谷一東氏(くえたにいっとう)が12年もの歳月をかけて制作され、庭園に用いた3,000トンの大理石はすべて、氏のアトリエのあるイタリアで採掘されたもの。瀬戸内海の青い海も眼下に望むことができ、さながらギリシャの海辺のような景観が楽しめる場所になっている。
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| 超穴場！ 高根大橋の向こうは快走シーサイドロードだった |
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| 特産の高根みかんにちなんだ明るいオレンジ色の高根大橋（こうねおおはし） |
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| 周回道路は２車線並の快走路 |
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| グランヴィレッジ瀬戸内しまなみ付近 |
| 生口島の北側は道路沿いに多くの商店が並ぶ中心街で、有名な耕三寺や平山郁夫美術館がある。ドライブは海沿いを進み、黄色い高根(こうね)大橋を渡って高根島に入り県道３７０号を時計廻りで走ろう。高根島(こうねじま)は超高糖度のみかんの栽培が盛んで、「高根みかん」のブランドで関東や関西ではよく知られている。広島県内への出荷は極小であまり知られていない。購入はネットでの注文が中心で早期に完売となる。世帯の８割の１００軒がみかん農家で、生口島と接する東岸に居住している。周回道路沿いは、農地とグランヴィレッジ瀬戸内しまなみくらいしかないので、出会うのは地元のみかん農家の軽トラくらいだ。道路は２車線レベルの快走路で、直線道路と緩やかなS字カーブがドライブ心をくすぐる穴場である。２車線は海沿いのみで、北側の山の区間は狭くなる。２０２２年１０月時点で、北側区間は災害復旧工事で通行止めになっていて島の周回はできない。
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