 行きたい場所はどちら向き？ |
◆１日のツーリングルートを決める時、考えなければならないのが方角である。走るルートから目的地はどちら方向にあるか。これを怠ると、せっかく行ったのに山の影で写真が暗くなったり、逆光のために肝心の景色が見えにくいいうことになる。
◆ご来光、夕陽を撮影するという目的以外は、カメラの基本である順光で撮影できるようにルートを設定すると、景色がより美しく、そして感動することができる。 |
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| 午前は西−南方向、午後は北−東方向が絶景のチャンス |
◆山岳スカイラインで人気のビーナスライン（長野）は、南東から北西方向に向って走っている。午前中は白樺湖から美ヶ原方向は順光となるので、例えば、三峰展望台からの撮影は美ヶ原方面は○だが、蓼科・八ヶ岳方面は逆光で難しい。美ヶ原の山本牧場からの撮影も同様になる。 午後はその逆になる。
◆午前中は西南方向の景色、午後は北東方向の景色が撮影できるようにルート設定を考える必要がある。ただし、夏と冬では当然太陽高度が違うので、夏は冬ほどこうした影響は受けにくいことになる。
◆被写体がどちらにあるかも重要なポイント。西なら午前中、東なら午後ということになる。これによっても走行する時間帯を考えていくことになる。まあ、夏の昼間ならどこでもいいのですが。 |
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| 時計周りのルート設定を基本にする |
◆富士山一周を例にすると、午前中は山中湖三国峠（パノラマ台）、そこから御殿場方面に移動して富士山スカイラインにはいり水ケ塚公園、新五合目と向う。午後は白糸の滝から朝霧高原、本栖湖、西湖、河口湖とまわる。西湖、河口湖は富士山撮影の場合南向きになってしまうので、太陽が高い時がお薦め。個人的には朝霧高原で夕陽でピンクに色づいた富士山を見て帰るのがいい。
◆南北に走る八ヶ岳連峰周辺では、早朝は平沢峠から朝日を浴びる八ヶ岳を眺望。午前中は清里・野辺山周辺をまわり、午後にかけて八ヶ岳高原ラインで蓼科・車山方面に向いビーナスラインを走る。午後は霧ヶ峰Ｐから白樺湖へ戻る時の蓼科と八ヶ岳は順光で素晴らしい景色が待っている。
◆最初に遠い場所まで行って、だんだんと自宅へ戻る方向にルート設定するのが、効率の面ではいいかもしれない。しかし、美しい景色を常に見たいという場合には、太陽の位置を考えながらのルート設定が必要となる。これもツーリング・ルートを考える時のひとつの楽しみでもある。
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