ＨＯＭＥ アウトバックで行く日本の旅 ＭＥＮＵ

世界一の防潮堤を飲み込む　〜被災地をめぐる　その２〜
　◆　田老（たろう） ２０１１年５月５日
ねじ曲げられた軽トラ

◆職業柄、田老というのは特別の響きを感じる町である。チリ地震の津波の被害を教訓に世界一と言われる３重の防潮堤をつくって人々を守るはずだった。

◆２００６年の東北三陸海岸のドライブで、その凄さを感じていたが、今回の津波の被害を目のあたりにして、言葉を完全に失ってしまった。撮影は被災地の人々の気持ちに配慮して、午前６時半から開始し７時半過ぎに終わった。

◆２０１２年現在、被災地では、観光でもなんでもいいから、この実態を見て欲しいと思っているとのことだ。　


　◆　宮古から田老へ
宮古

▼

Ｒ４５

▼

田老
浄土ヶ浜〜宮古を見た後、Ｒ４５を北上して田老へ。

どこから町なんだ？？？
何もない。
グーグルの地図には震災後の写真が掲載されている。（下）

　◆　田老の防潮堤を歩く 地図
Ｒ４５の脇のスペースに車を停めて、防潮堤の上を歩く。
世界一と言われ、誰もこの上を津波が超えて来るなんて考えもしなかった。
ガレキの多くは片づけられ、車だけが放置されていた。
防潮堤を越えた津波は、防潮堤の中をぐるぐる回り町をつぶしていったとのことだ。
無残、一番海に近い防潮堤の残骸。
恐るべし津波の威力。
分厚いコンクリートブロックが木の葉のように飛び散っている
シャッターを押して、しばらく眺め、またシャッターを押す。
３．１１当日、ここはどんな状況だったのか。

　◆　防潮堤を歩く　
すべてが破壊された防潮堤の外側
防潮堤は残っても、町はなくなった
２００６年７月２６日　東北三陸海岸の旅で撮影。
ピンクの屋根の建物が記憶に残っていた。
　別の角度から、被災後からは想像できない。

防潮堤内部はほぼ全滅。残っていたのは高台（山裾）にあった建物のみ。
この部分は頑強で津波に破壊されなかった。
２００６年に記念として旧愛車と撮影。
まさかこの壁の上を超えていくとは・・・。
地面のアスファルトは消えていた。
港に行く道だった場所におかれていた。
持ち主の子どもは何処へ。
３階まで津波に襲われた田老観光ホテル


ＢＡＣＫ ページトップに戻る ＮＥＸＴ



旅のレポート(掲載） 旅のレポート（地域） 日本百名道 とっておきスポット PHOTOGRAPH 更新履歴
大好きな志賀高原 瞬間の道 スキー＆スノー 愛車アウトバック 世界の中心で愛をさけぶ 掲示板

ＨＯＭＥ Ｇｒａｎｄ　Ｔｏｕｒｉｎｇ　Ｊａｐａｎ ＭＥＮＵ
© 2012 kawara all rights reserved 　since 2002.7.28