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Ｔｏｕｒｉｎｇ　Ｒｅｐｏｒｔ　　２００８
極上の美ヶ原高原を満喫、完全散策ガイド完成！
　◆　美ヶ原高原道路・思い出の丘 ２００９年８月２４日
美ヶ原高原から北アルプスをのぞむ

◆２２～２３日の週末に仕事が入ったので、翌日の月曜日に晴マークのついた場所を探してツーリングにでた。
場所は美ヶ原高原。お盆前にはビーナスラインを走ったが、今ひとつ。さて今日は。

◆深夜に自宅を出発して朝日が登る時間から景色を楽しむことにした。林道を過ぎた丘に広がるのは、これまでで最高の景色だった。
何の不満もない極上の時間が過ぎていった。心の底から今日は無理して来てよかったと思えた。
本日の走行距離　　　　４８１．５　㎞ 平均燃費　　　１０．９　　㎞／Ｌ


　◆　深夜２時半に出発、めざすは信州の絶景地
自宅

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八王子ＩＣ

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塩尻ＩＣ

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東山山麓広域農道

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県道６３

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県道４５４

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美ヶ原林道
 諏訪ＳＡ

すでに午前４時４０分。
日の出まであとわずか。
山の上で夜明をという企みは無残にも消えた。
東山山麓広域農道　　　地図　

今日は月曜日なので、ＥＴＣ１０００円ではない。その分０－４時半額で塩尻ＩＣで降りて、昨年走っていい印象だった東山山麓広域農道で松本へ向かう。

　◆松本盆地を一望する絶景地 地図
東山山麓広域農道から塩尻～松本
途中、東雲という場所あたりからは、松本盆地が一望。
彼方には乗鞍の山影も見える。
地元ドラフト族御用達の道か
松本から美鈴湖経由で美ヶ原高原をめざす。
途中にある松本盆地を見下ろす
植林地の展望ポイントに向かう。

道はご覧のようにタイヤ跡がばしばし。
週末の夜はここはサーキット場に変貌するのかもしれない。
林道沿いの秘密の展望所
駐車スペースは１台分。
カーブにあるので、ぶつけられないことを願うばかり。

　◆　美ヶ原林道で想い出の丘へ
美ヶ原林道

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想い出の丘
 林道らしい森林の中を走る。
そして開けたすぐのところにあるのが
思い出の丘公園
駐車スペース、ベンチも用意され、
お昼時に来るとお弁当を食べている
カップルへ家族連れも多い人気の場所。
思い出の丘頂上に向かって歩く。
今日はカメラ２台体制。
雲と空が近い。
しかもダイナミックな形。

　◆　雲と空が近い想い出の丘散策 地図
南アルプス～中央アルプス～御岳

何度かここに来ているが、
これまでの中で最高の時になりそうだ。

前日までの残りの雲が松本盆地上空を
まるで弓のように広がっている。
中央アルプス～御岳～乗鞍～穂高

アルプスの山々はちょうど雲の下に位置している。
南アルプスから北アルプスまで一続きの壁のようになって
雲の下につらなっている。
穂高～北アルプス

あと少しで手が届くような場所に雲がある。
ここは標高２０００ｍ
あと１０００ｍあれば実現できるか。

　◆　思い出の丘～武石峰を歩く
西方面は順光で撮影もＧＯＯＤ
上田方面は雲海が広がっている。
東は逆光。
これからこの道を下っていく。

早朝から撮影していたカメラマンが一人丘を降りていった。
この丘の上にいる人間は私一人になった。
時間はすでに午前７時になっていたが、さすがに平日の朝にここに来る人はいない。

　◆　雲の芸術が続く
早朝の高原のさわやかさを満喫

すっきりしない夏の日々が嘘のように
今日のこの空、高原を吹く風のさわやかさはなんだ。

この時間と空間にいるだけでもう何もいうことはない。
超一級の高原を一人ぼっち

今日唯一の失敗。
靴の選択を間違ってしまった。

朝露が表面がメッシュの靴にしみこむ。
すでに靴下はびしょびしょ。

それでも、桂浜で塩水に浸った時と比べれば
なんとも気持ちのいい冷たさ。

さっき車の温度計は１８度を示していた。
少し登ったからもう少し低いかもしれない。
こんなぜいたく・・・いったい、いくらだなんて野暮

燦々と照りつける朝日のおかげで
気温１８度の寒さは感じない。
まさに絶妙な温度の空気が周囲を覆っている感じ。

来てよかった。
今日の天気予報は１００％当たっている。

　◆　一端丘をおりて、日本百名道撮影場所へ
道路の開発などで（？）、道路側の緑が失われ地肌が露出している。
現在はその再生のためにロープが張られ立ち入り禁止になっている。
遊歩道の右と左で植生が雲泥の差。

　◆　日本百名道撮影場所 地図
魅力的な雲が空を移動中

階段の途中からアルプスを意識して１枚。
乗鞍～穂高～槍ヶ岳を遠望

道の真ん中に立って。
アルプスを眺望しながら走る絶景の道。
ビーナスラインのような道の幅もないし
高速で走れる場所ではない。

この景色を見れば、早く走ることがどんなに愚かなことか。
というより、ここは車からおりてゆっくりと歩くのが一番いい。
遊歩道の上から雲海を

早朝の雲海が広がっている。

　◆　武石峰に登る　
この景色を見れば、今日使える時間のすべてをこの場所で使ってもいいという気持ちになる。

ビーナスラインは走るだけにして、この景色を満喫することにする。

このために、お盆あけからビリーズで鍛えてたんだ。
この空気、空、雲、
これを見れば、疲れなんか感じない。
たったひとりでこの景色を独占し
雄叫びをあげながら遊歩道を歩く。

　◆武石峰からの景色 地図
山頂にあった地蔵さん

三角点の側にこうして囲まれていた。
王ヶ頭のＴＶアンテナと蓼科山

時間があったら、王ヶ頭と王ヶ鼻に行きたい
今日、王ヶ頭ホテルに泊まっている人々は
もしかしたら日本一幸せな人かもしれない。
美ヶ原高原道路を真上から眺める
早朝だから逆光、
もう少し太陽が登れば、緑豊かな景色に変化する。
道路上はどこも絶景写真の宝庫。
上から見る道も悪くない。

　◆　そろそろ思い出の丘へ戻ろう
山頂の地蔵から南方面
歴史ある案内板。

雲上のトレッキングは後半に入る

　◆　上空の雲が消え、超ピーカン状態に
このままず～～っとここにいたい！

もう何という景色なんだ。
このままここにいたい。
この景色に歩くスピードが遅くなる
筋肉疲労はゼロだが
この場所にいたいのに、歩かなければならない。
その心のストレスがたまる。
最後の登り道
広角レンズだと遠そうに見えるが
実際は数分で登ることのできる道。
前を見て右見て、左見て、後見て
何度も３６０度の景色を心に刻みながら歩く。

　◆　思い出の丘に到着
望遠で槍ヶ岳と頂上看板をツーショット
アウトバック１台になっていた駐車場
これまでの中で最高の美ヶ原を満喫。

　◆美ヶ原高原道路　～絶景撮影場所～
美ヶ原高原道路の絶景ポイント

武石峰の東から自然保護センターまでの区間は
美ヶ原高原道路のもっとも美しい場所。
周辺の牧場、森林、遠望できるアルプス。

絶景の道が備える要素がすべてある。
箱庭の中を走る道

自然保護センターから少し戻った場所。
右側には６月にはレンゲツツジが花咲かせる場所。
誘惑の直線道路

左はそのまま急峻な崖につながる。
右の山がさっき歩いた武石峰

北海道に来たと思わせる場所。

車、バイク、誰もをとりこにする道だ。

　◆　奇跡のような時間が終わる
日本百名道撮影場所

最高の景色、空間をプレゼントしてくれた美ヶ原高原に感謝。

もうお腹は一杯。
しばらくなにも要らないといってもいい。

これ以上の景色を期待できる事は
そうそうないだろう。

といっても、そういう景色を探してまた旅に出るのだが。
自然保護センター前駐車場

雲上の駐車場に挨拶してビーナスラインに向かう。
しかし、ビーナスに移動すると雲が成長していた。
写真を１枚も撮ることなく東京へ向かった。


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