| 絶景を走る 日本百名道 ２０２２ ＪＡＰＡＮ ＢＥＡＵＴＩＦＵＬ ＲＯＡＤ ＢＥＳＴ １００ |
| 十和田ゴールドライン |
| 東北 ＴＯＨＯＫＵ Ｔｏｗａｄａ ｇｏｌｄ ｌｉｎｅ |
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| 八甲田山は青森県のほぼ中央に位置する火山の総称で、最高峰は標高１５８４ｍの八甲田大岳。山の上には多くの湿原があり高山植物が豊富で日本百名山に選定されている。八甲田ロープウェイを利用して登れるため、登山客だけでなく観光地としても人気がある。田代平湿原、田茂萢（たもやち）湿原など多くの湿原が点在し、希少な高山植物も観察できる。秋の紅葉は東北地方屈指の美しさと言われ、ブナやカエデ、ダケカンバなどが色づき、山全体が紅葉に染まり見事な錦模様が広がる。早ければ10月下旬に初雪が降るので、紅葉と雪という二段紅葉を見ることも可能である。青森市からこの八甲田山の南側を周回しながら、十和田温泉郷にいたる国道１０３号線を十和田ゴールドラインと呼んでいる。
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| 青森～十和田周辺の交通の大動脈のため、観光ガイドで紹介されている景勝地や樹林帯の道路を、大型トラックを含め結構なスピードで通り抜ける。しかし、道幅が広く路面の舗装状態もよいので、安心して走ることができる。青森から南下すると、まずおだやかな萱野(かやの)高原が迎えてくれる。草原と灌木の中を走る道は初夏から秋は爽快。この区間の道路はやや狭くカーブも多いが、よく整備され走りやすい。国道１０３号は八甲田山の西側を走り、八甲田ロープウェイを通過し、途中展望スポットで人気の城ケ倉大橋方面（国道３９４号）と分岐する。八甲田の南側はヘアピンカーブが続く樹林帯の中を走り、千人風呂で有名な酸ヶ湯温泉などがあり、新緑と紅葉のシーズンが楽しみな道路である。 |
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| 一方、八甲田北側ルートの県道４０号は、雪中行軍遭難者銅像前を通り開放的な田代平湿原を走り抜ける。こちらは、八甲田山を眺望しながら爽快な走りを楽しむことができるので、国道と両方を制覇したい。国道１０３号は田代平湿原から続く国道３９４号と合流後、蔦温泉郷経由でヘアピンカーブの続く樹林道路を走る。また、仙人平から湯の台経由で十和田温泉郷に向うルートがあり、こちらは広大な高原の中を走る爽快な道になっている。季節に応じてまたは同時に両方走って違いを楽しむと良いだろう。
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