| 絶景を走る 日本百名道 ２０２２ ＪＡＰＡＮ ＢＥＡＵＴＩＦＵＬ ＲＯＡＤ ＢＥＳＴ １００ |
| 龍泊ライン |
| 東北 ＴＯＨＯＫＵ Ｔａｔｓｕｄｏｍａｒｉ line |
| |
 |
| 龍飛崎（たっぴざき）は青森県津軽半島の最北端にある津軽海峡に突き出た岬だ。西は日本海、北は津軽海峡、東は陸奥湾と三方を海に囲まれ、強い海風が吹くところから「風の岬」という異名を持っている。突端には津軽海峡のシンボルでもある日本の灯台50選に選ばれた白亜円形の龍飛埼灯台（たっぴざきとうだい）があり、天気の良い日には津軽海峡を挟んだ北海道の松前半島や函館山を眺望する。また、灯台周辺の公園には、この地を一躍有名にした石川さゆりのヒット曲「津軽海峡・冬景色」の歌謡碑があり、ボタンを押すとカラオケボックス状態になる。この龍飛崎に向う津軽半島を南北に結ぶ国道３３９号線のうち、西側海岸線の小泊（こどまり）と竜飛崎（たっぴざき）をつなぐ区間を龍泊ラインという。
|
|
 |
| 小泊から荒々しい日本海を眺望しながら海岸道路を走り、国道脇に流れ落ちる七つ滝が清涼感を感じさせる。一の坂を過ぎると高度を上げ一気に山岳道路に変貌する。ジェットコースターのようなアップダウンとヘアピンカーブが連続するワインディングロードがこれでもかと続く。走りを楽しんだ後は随一の展望台「眺瞰台」（ちょうかんだい）から、つづら折りの美しい道と彼方の日本海の海岸線が眺望できる。眺瞰台からしばらく尾根伝いを気持ちよくワインディングした後、竜飛崎灯台や風車群が見えてくると道路は下りに転じ、展望が開けた道を一気に竜飛崎まで走り込んでいく。 |
|
 |
| 龍泊ラインのもう一つのポイントは階段国道だ。歌碑の脇から港までの海岸段丘崖を降りる階段がそのまま国道になった。３６２段の階段は結構長く夏は汗だくになる。民家の合間の部分はピンク色に塗られ、車が絶対通れない価値ある（？）道路だ。 |
|