| 絶景を走る 日本百名道 ２０２２ ＪＡＰＡＮ ＢＥＡＵＴＩＦＵＬ ＲＯＡＤ ＢＥＳＴ １００ |
| 国道１０２号線 奥入瀬 |
| 東北 ＴＯＨＯＫＵ Ｏｉｒａｓｅ |
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| 青森・秋田の両県にまたがる十和田湖は約２０万年前に始まった火山活動により形成された二重カルデラ湖である。標高４００ｍ、深さ３２７ｍは日本第3位。周囲を原生林で囲まれ、周辺の山々や空を映しこむ鏡のように、ブルーの湖面が美しく輝く。この十和田湖から流れ出るのが奥入瀬川だ。岩や樹林をかき分け、滝や清流を成しながら、十和田湖畔・子ノ口（ねのくち）から焼山（やけやま）までの約１４kmの区間を奥入瀬渓流と呼び、特別名勝、天然記念物として国の指定を受け、ミシュラン・グリーンガイドでも二つ星に選ばれている。
日本を代表する紅葉の名所『奥入瀬渓流』に並行して走るのが国道１０２号線だ。 |
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| 渓流沿いの道路は２車線で、十和田湖から温泉郷に向って下るが、それほど大きなアップダウンはない。道路と渓流はほぼ同じ高さにあるので、左車線を走ると（十和田湖スタート）渓流を見ながら走ることができる。しかし、やはりここでは車より実際に自分の足で歩いてこの大自然に浸りたい。車入りや渓流の撮影では、下流から上流にレンズを向けると、迫力ある流れを切り取ることができる。 |
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| 一方、新しく造られた奥入瀬バイパスは一部３車線道路（登り区間）の山岳スカイラインの快走路。遠くに八甲田の山並を見ながらの高原ドライブは車も少なく爽快。渓流の散策が終わったらこちらで走りを堪能しよう。十和田湖畔で車両入りの写真を撮るなら、子ノ口の遊覧船乗り場か発荷峠を下って湖岸との合流点にある駐車場がお薦めだ。ベストシーズンは5月中旬～6月中旬の新緑の頃と紅葉が美しい10月中～下旬である。昼間は観光客で混雑し静かな自然を感じるのは到底叶わない。早朝に走れば、朝靄に木漏れ日が射し込む幻想的な景色も見られるかもしれない。いずれにせよ、紅葉の時期の週末は渋滞覚悟のドライブとなる。
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