| 絶景を走る 日本百名道 ２０２２ ＪＡＰＡＮ ＢＥＡＵＴＩＦＵＬ ＲＯＡＤ ＢＥＳＴ １００ |
| 八幡平アスピーテライン |
| 東北 ＴＯＨＯＫＵ Ｈａｃｈｉｍａｎｔａｉ ａｓｐｉｔｅ ｌｉｎｅ |
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| 日本百名山八幡平（はちまんたい）は、秋田県と岩手県にまたがる標高１６１３ mの山及びその周囲の高原台地含む山で、およそ100万年前に噴出したいくつかの火山でできている。山頂部のなだらかな様子から、かつては楯状火山（アスピーテ）とされていたが、現在では山頂が台地状になった成層火山に分類されている。頂上部には9千～5千年前に発生した水蒸気爆発により多くの火口ができている。その火口に水がたまり、八幡沼やガマ沼、メガネ沼などの沢山の火口沼になっている。秋田と岩手の県境にある見返峠に広い駐車場（有料と無料）があり、そこから八幡平の山頂や八幡沼などへの探勝路が整備され、トレッキングコースとして人気が高い。この八幡平を東西に横断する全長２７㎞の日本屈指の山岳ワインディングロードが八幡平アスピーテラインだ。
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ほぼ全線にわたって、開放的な景色が開け、東北地方の山々を眺望しながらダイナミックな走りを楽しむことができる。積雪地帯で冬季閉鎖もあるが、幅広い道路は路面状況もよく安心して走ることができる。4月中旬、冬期閉鎖が解除となる八幡平アスピーテラインは、まだ道路のほぼ全線にわたって両側に雪が残る。見返峠周辺ではその高さは８ｍにもおよぶ雪の回廊となり、多くの観光客が訪れる。秋田県側からは、樹林帯の中を走り、大沼のビジターセンターやいくつかの温泉を抜けると、ヘアピンを繰り返しながらぐんぐんと登り、樹木は段々と低くなり眺望も良くなっていく。アスピーテラインの最高所１５６０ｍの大深沢展望台からは、東北地方の峰々を一望できる。ここから見返峠までの区間はアスピーテライン随一の展望区間で、岩手山を遠望しながら開放的な高原の道をゆっくりと下っていく。
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見返峠からは八幡平樹海ラインにもつながっており、岩手県の最高所温泉の藤七には絶景の露天風呂がある。道路の展望は落ちるが、名前のとおり樹林帯の中を走り、秋は紅葉のトンネルになるこちらもお薦めの快走路だ。見返峠から岩手県側に進むと、正面右手に岩手山を眺望しながら、茶臼岳の針葉樹林帯沿いにダイナミックで開放的な道を進む。特徴的な源太岩を過ぎると、道路はヘアピンを繰り返した後湿地帯を通過する。周辺は秋には赤や黄色の美しい紅葉が広がる。再びタイトなコーナーを走って八幡平ビジターセンターにつく。
八幡平の東西は、藤七温泉、松川温泉、ふけの湯温泉、後生掛温泉など東北でも有数の温泉地なので、ドライブの途中でゆったりと温泉につかるのもいいだろう。
標高が高いので夏でも早朝や夕刻は気温が下がる。防寒対策はしっかりとしておきたい。 |
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