| 絶景を走る 日本百名道 ２０２２ ＪＡＰＡＮ ＢＥＡＵＴＩＦＵＬ ＲＯＡＤ ＢＥＳＴ １００ |
| 四国カルスト公園線 |
| 四国 ＳＨＩＫＯＫＵ Ｓｈｉｋｏｋｕ ｋａｒｓｔ ｌｉｎｅ |
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| 愛媛県と高知県にまたがる尾根沿いに広がる「四国カルスト」。白い石灰岩がヒツジの群れのように見えるカレンフェルトやすり鉢型の窪地ドリーネなど、カルスト特有の景色が望める場所で、日本三大カルストのひとつになっている。標高１０００ｍ～１５００ｍに広がる高原は、奥深い四国山脈の大パノラマの風景や珍しい高原植物に溢れている。雄大な山々、どこまでも続く青空、放牧された牛の群れなど、この天空の地に牧歌的な風景が広がる。四国ドライブと観光で今一番人気になっているのが、この四国カルスト公園線だ。 |
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| 標高１２００ｍ～１４００ｍの尾根に広がるカルスト地形の中を走る道は、とても爽快で、奥深い四国山脈の絶景は日本離れした雰囲気がある。道路は１．５車線が中心なので、走りを楽しむよりゆったりと大自然に身を任せて景色を眺めながら走りたい。距離が短いので東西を何度も往復するのもいいだろう。天狗高原から五段高原姫鶴平（めづるだいら）あたりまでが、カルスト地形の中を走る人気の区間だが、さらに西の大野ヶ原に進むと、牧場と草原の山々が連なる牧歌的な酪農地帯の景色になる。牧場併設のペンションもみの木などもあり、こちらは比較的人も車も少ないのでお薦めだ。週末は人と車とバイクで渋滞もあるが狙い目は早朝だ。キャンプや宿泊客が道路沿いに集まる日の出が終わると、朝食のため一斉に宿泊場所に戻り道路はほぼ貸し切り状態になる。姫鶴平にはキャンプ場やコッテージがあり（安い）、天狗高原にはリニューアルオープンしてリッチになった星ふるヴィレッジＴＥＮＧＵ(旧天狗荘)がある。満点の星空の下、下界の喧騒から逃れてゆったりと楽しみたい。なお、夏でも早朝は１０度を下回る気温なので、寒さ対策は万全にしておきたい。 |
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| 大人気の場所だけに、夏休みや週末の周辺道路の渋滞は半端ではない。アクセスはいろいろあるが、四国カルストの東西端と国道１９７号をつなぐ東津野城川林道(大規模林道)がお薦めだ。松山方面からは、国道３３号～国道４４０号～国道１９７号で林道へ。高知方面は国道１９７号からそのまま林道に入る。大規模林道は完全２車線の快走路で渋滞のストレスはほぼなく、檮原（ゆすはら）周辺で燃料補給もできる。やや遠回りだが渋滞を考えれば時間的にも遜色なく走りも楽しむこともできる。 |
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