| 絶景を走る 日本百名道 ２０２２ ＪＡＰＡＮ ＢＥＡＵＴＩＦＵＬ ＲＯＡＤ ＢＥＳＴ １００ |
| 室戸スカイライン |
| 四国 ＳＨＩＫＯＫＵ Ｍｕｒｏｔｏ ｓｋｙｌｉｎｅ |
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| 室戸岬は、高知県の室戸半島の先端に突き出る岬である。台風シーズンともなると、足摺岬とともにニュースでは頻繁に取り上げられる場所である。周辺は四国で唯一室戸ジオパークに指定されている。その知名度の割には、交通の不便さもあってあまり俗化されず、岬にはバス停付近に民宿や土産物屋が数軒並ぶだけである。その分混雑や騒音には無縁であり雄大な自然を充分に堪能でき、走る楽しさも味わうことができる。室戸スカイラインは１９７０年に室戸観光として開通した有料道路で、１９８１年に無料化された県道２０３号（室戸公園線）の通称名である。 |
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| 四国東南端の浮津から半島の尾根伝いを南下して室戸岬の突端やや西に通ずる山岳道路となっている。道路を浮津(北側)から進むと、最初はぐんぐん登って行くが、道路の両側は高い木に囲まれて展望はあまり期待できない。５０年前の開通当時はこれらの木々は低木もしくは無く、両サイドの太平洋を眺望しながら走る山岳ワインディングだったのだろう。元有料道路で現在も観光地として有名なので、道路はよく整備されていて路面状況は大変よい。極端なヘアピンもなく直線道路と緩やかなカーブが程よく続きとても走りやすい道だ。スカイラインの最高地にある高岡園地展望台は、恋人の聖地として認定をうけた場所。室戸岬方面はもちろん360度の大パノラマを楽しめる。展望台からはヘアピンをいくつか走ったあと、室戸岬に降りる最後の区間がこの道路のハイライトだ。岬の突端手前から太平洋にそのまま飛び込むかのようなヘアピンカーブが連続し、一気に駆け降りる道は爽快。ここだけで充分に満足できる。やはり室戸は北側から降りる方がこの道の素晴らしさ際を一番体感できるだろう。 |
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| ヘアピンを楽しんだら、海岸沿いの県道５５号で室戸岬へ移動。周辺はたくさんの駐車場が用意されているので、バイクを停めて、太平洋の荒波がつくった奇岩の間の遊歩道でのんびりと楽しむのもいい。夏はさすがに暑さが大変だが、春や秋はとても快適、冬でも温暖なのでお薦め。距離的には短いので、走りと景色を楽しんだ後は、ジオパークになっている室戸半島の海岸沿いをめぐって高知方面や徳島方面に移動するのがよいだろう。台風銀座なので、夏～秋の台風シーズンには天気予報をみて無理のないツーリング計画を心がけたい。 |
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