| 絶景を走る 日本百名道 ２０２２ ＪＡＰＡＮ ＢＥＡＵＴＩＦＵＬ ＲＯＡＤ ＢＥＳＴ １００ |
| 石槌スカイライン |
| 四国 ＳＨＩＫＯＫＵ Ｉｓｈｉｚｕｃｈｉ ｓｋｙｌｉｎｅ |
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| 愛媛県にある石鎚山は３つのピークを持つ山で、西日本最高峰の標高１９８２mを誇り、断崖絶壁の主峰天狗岳は登山家や写真家の憧れの山である。山頂には石鎚三十六王子社の最後のひとつ、三十六番天狗嶽王子が祀られている。石鎚山は日本七霊山にも数えられ、古来より信仰の対象とされてきた。伝説によれば1300年前に修験道の開祖である役小角（えんのおづぬ）により開山されたと言われている。一方、石鎚山の南麓には四国最大の渓谷で、エメラルドグリーンに輝く清流・面河川が流れる面河渓がある。奇岩や渓流などの自然が生み出す四季折々の景色は、まさに天然のアートというべき美しさである。愛媛の２大自然の宝庫、面河渓と石鎚山を結ぶ石槌スカイラインは、１９７０年に観光有料道路として開通し１９９５年に無料開放され、愛媛県道１２号の一部区間となった。 |
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| 石槌スカイラインは、面河渓から四国最高峰１９８２ｍの霊山石鎚山へ向かう完全２車線の山岳ワインディングロードである。入口の面河(おもご)渓谷から前半は渓谷をぐんぐん登っていくため、眺望の点では期待できないが、ヘアピンやアップダウンが続く道は走りを充分に楽しむことができる。展望はないが、駐車スペースはいくつもある。これは紅葉シーズンの撮影等のためには活用できそうだ。途中の長尾尾根展望所からはこれまで走ってきた渓谷沿いの道を眼下に眺めることができる。そして、ここからが石鎚山を眺望しながら走る石槌スカイラインのハイライトになる。この区間は、タイトなヘアピンは少なく、中高速のワインディングで走りを充分に楽しめる。景色のいい場所には広いスペースがないので、撮影する場合には車両に注意したい。 |
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| 石槌スカイラインの終点は石鎚山の土小屋登山入口になる。モンベルのショップ内には軽食コーナーもあるので休憩に利用できる。この先は最近人気上昇中の町道瓶が森線で、山岳ワインディングのような国道１９４号線につながる。アクセス的には松山方面から国道３３号線と県道１２号で久万(くま)高原経由が一般的だろう。紅葉シーズンなら、面河渓の散策は超お薦めだ。仁淀ブルーの原型と紅葉の美しさは特筆ものである。ドライブ計画の中に組み込んでいきたい。 |
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