| 絶景を走る 日本の美しい道 富士山の見える道 |
Ｓｈｉｎｔｏｍｅｉ Ｋａｎｓｕｋｅｚａｋａ Ｔｅａ ｐｌａｎｔａｔｉｏｎ
新東名高速道路 勘助坂茶畑 |
|
|
| 美しい茶畑の先に富士山と新東名高速 |
 |
| 勘助坂から茶畑と新東名と富士山を眺望する |
 |
| ２００９年に見つけた茶畑から新東名を見おろせる勘助坂 |
 |
| 高速道路路面の工事中（２００９年） |
 |
| 新東名下り車線から見た勘助坂の茶畑と富士宮トンネル |
新東名高速道路の新富士ＩＣの西側にある最初の富士宮トンネルの上を横断している勘助坂。勘助坂とトンネルの間には見事な茶畑があり、新東名を西に向う時には感動していたものだ。新東名を見おろす勘助坂を発見したのは開通前の２００９年。ツーリングマップルで富士山周辺を眺めていたら、面白そうな道があるではないかと、静岡県富士宮の岩本山公園や周辺の茶畑の道を散策している最中に、突然出てきたのが「山本勘助ゆかりの地勘助坂」の看板だった。狭い道を進むと茶畑と新東名の工事現場が目の前に現れた。
それ以来、開通前や開通後にこの場所を何度か訪れていると、茶畑の入口にロープが張られ、撮影や立ち入りの際は連絡をという看板がついていた。しかたなく、茶畑に入らないように撮影していたら、茶畑の所有者のおじいさんがやって来て、「中に入って撮影していいよ」となってお話をしながら撮影をさせてもらった。ここは、土日になるとスーパーカーが次々にやってくる絶景地で、とても目と耳の保養になると話されていた。たしかに、新東名開通後、様々な高級車のオフ会らしき集団が新東名や東名を走っていたり、ＳＡに駐車していた。「このＳＡには３０００万円が３０台で９億円か」などとよく言っていた。
あれから１０年が経って、あんなに美しかった茶畑は荒れ放題になっている。後継者がいなかったのだろうなあと、東京から広島へ向う道すがら感慨深いものがあった。もう写真のような美しい茶畑を見ることはできないが、ここを走るたびに、あの優しいおじいさんの面影を思い出してしまうのである。 |
|
|
