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絶景を走る  日本百名道  2022   JAPAN BEAUTIFUL ROAD BEST 100
 雁坂道
  関東  KANTO   Karisaka road
 
 
  国道140号は古くから「秩父往還」と呼ばれ、埼玉県と山梨県を結ぶ唯一の道路だった。しかし実情は両県を隔てる雁坂峠は、日本三大峠の一つに数えられ車の通行ができない登山道だった。この雁坂峠に、1998年雁坂トンネル(有料)が開通し、物流ルートとして重要な国道になるとともに、ドライブルートとしても魅力あるものになった。長さ6625mの雁坂トンネルは一般国道としては日本最長で、これまでほとんど見ることのできなかった山梨ナンバーを埼玉で、埼玉ナンバーの車を山梨で頻繁に見るようになった。しかし、圏央道の開通とともに、雁坂トンネルの利用は半分程度に減少しているのも事実である。
 
 埼玉側は秩父の峰々が連なる奥深い谷間を走るが、滝沢ダムの建設で周辺の道路が一新され一気に快走路となった。滝沢ダムの目の前を走る奥秩父大滝ループ橋は大自然の中の人工美を感じるだろう。トンネルを越え山梨県側に入ると、道の駅みとみや広瀬ダム、緑と紅葉で人気の西沢渓谷がありシーズン中は大変混雑する。しかし塩山市周辺にも新道が建設され、アクセスは格段によくなった。甲府盆地はフルーツラインと呼ばれる広域農道がぐるりと盆地を周回しているので、桜や桃の花が彩る4月上旬やぶとうが実る9月はお薦めだ。
 
雁坂トンネルの役割度? (料金は普通車) 山梨県道路公社HP

1)甲府駅前から、国道140号で雁坂トンネルと皆野寄居有料道路を利用した場合
  
花園ICまで距離105km、
所要時間2時間30分。通行料金1170円

2)甲府昭和ICから花園ICまで、中央自動車道~圏央道~関越自動車道を利用した場合
  距離145㎞、
所要時間約1時間50分。中央自動車道の小仏トンネル付近が25km渋滞の場合は約3時間10分、
  高速道路通行料が通常料金の場合の
通行料金4340円


  冬季閉鎖 なし
  近隣情報 西沢渓谷      秩父観光協会
  道の駅 みとみ    花かげの郷まきおか
  ルート地図  


文書作成にあたり、Wikipedia、道路管理運営会社(公社)、観光協会、自治体等のHPを参考させていただきました。

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