| 絶景を走る 日本百名道 ２０２２ ＪＡＰＡＮ ＢＥＡＵＴＩＦＵＬ ＲＯＡＤ ＢＥＳＴ １００ |
| 宗谷丘陵道路 白い貝殻の道 |
| 北海道 ＨＯＫＫＡＩＤＯ Ｓｏｙａ ｒｏａｄ Ｗｈｉｔｅ ｓｈｅｌｌ ｒｏａｄ |
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| 稚内市の宗谷岬は、通常の交通手段で到達できる日本最北端の地として「日本最北端の地の碑」が北緯４５度３１分２２秒、宗谷岬の突端に設置され、ライダーや観光客の定番の場所である。その宗谷岬の南側には、今から2万～1万年前に起こった地球最後の氷河期「ウルム氷河期」に形成された周氷河地形（しゅうひょうがちけい）が広がっている。これは、土が凍結と融解を繰り返していくうちに傾斜地で流土現象が起き、斜面の上の土がえぐり取られ下の谷に積み重なって、“モコモコ”としたなだらかな丘陵性の地形になったものである。かつては森林だったが、相次ぐ山火事のため現在は牧草地と笹の草原に変貌し、北海道遺産にも選定されている。この広大な宗谷丘陵に日本最大規模のウインドファームが建設され、その周辺を走る絶景のワインディングロードと稚内名産のホタテ貝を敷きつめた白い道が、今人気急上昇で注目されている。 |
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ワインディングは丘陵地を走る道道８８９号をメインに東西を走る道道１０７７号も快走路だ。白い道は道道８８９号からいくつか設定されていて、人気は利尻富士が見えるルートだ。
宗谷岬から丘に上がり、岬牧場を経由して道道８８９号に出ると、目の前に圧巻の絶景ロードが広がる。右折すると誰もが雄叫びを上げたくなる丘陵を貫く魅惑の直線道路が現れる。展望のいいＰＡを通過し緩やかなカーブとアップダウンを繰り返しながら国道２３８号線につながる。左折すると、ウインドファームの中を、直線道路からヘアピンカーブ、アップダウンが繰り返す変化のある楽しい道路になる。１０７７号線近くになると草原から針葉樹林帯の中を走る山岳ワインディングの様相を見せる。１０７７号線は樹林帯の中を走る新しい道路で、宗谷岬を回避して稚内と猿払（さるふつ)を結んでいる。 |
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| 白い貝殻の道（シェルロード）は３～４つのルートがあり、道道８８９号を走りながら探検するのもドライブの楽しみである。稚内市がお薦めしている利尻富士の見えるルート(終点は宗谷公園)は、岬牧場と８８９号の交差地点に案内板があるのでそれに従って行くと良い。ここではそれ以外のルート（行き止まり）を紹介する。道道８８９号を右折して、直線道路を走りＰＡを過ぎたところに入口がある。(Yahoo地図には記載) ここは、はいってすぐのところに分岐があり、まっすぐ行くとサハリン（樺太）を彼方に眺望する牧場に向う道。左折するとアップダウンのある白い道を進みエコビレッジ（廃止）につく。走行可能な白い道は他にもあるので探検するのもドライブの楽しみだ。いずれのルートも、草原は私有地になっているので立ち入りは禁止。これだけは守って絶景道路を楽しむようにしたい。 |
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