| 絶景を走る 日本百名道 ２０２２ ＪＡＰＡＮ ＢＥＡＵＴＩＦＵＬ ＲＯＡＤ ＢＥＳＴ １００ |
| 鷲羽山スカイライン |
| 中国 ＣＨＵＧＯＫＵ Ｗａｓｈｕｚａｎ ｓｋｙｌｉｎｅ |
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| 鷲羽山は、日本初の国立公園となった瀬戸内海国立公園の代表的な景勝地で、北東側から遠望すると鷲が羽を広げた様子に似ていることから名付けられたという。海抜１３３mの山頂は、文豪の徳富蘇峰（とくとみそほう）が「秀でた風景をこの峰に集める」と賞賛して鍾秀峰（しょうしゅうほう）と名付けられている。一方西方に広がる水島コンビナートは、石油精製・化学、鉄鋼生産、自動車などを基幹に、日本を代表する重化学コンビナートで、美しく光るコンビナートの夜景は、「夜景100選」にも選ばれている。鷲羽山スカイラインは、名勝鷲羽山に向う有料観光道路として、１９７０年に全線１８㎞で開通し１９９５年に無料開放された。現在は岡山県道３９３号鷲羽山公園線となった。 |
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| かつては鷲羽山に向うメイン道路だったが、瀬戸大橋の開通で児島ＩＣができたため交通量が激減した。しかし、連続するヘアピンカーブ、アップダウンは高速走行が可能でどこでも走りがいがあり、それが仇になってか週末の暴走行為が増加し周辺住民から苦情が殺到した。さらに、無料化に伴って展望のいい場所の駐車場や施設が閉鎖されたため、観光道路としての魅力も薄らぎ走り優先の道路のようになっている。スカイライン北側は尾根に向ってS字カーブを登るワインディング、中間地帯は半島の深い山の中を走る山岳ワインディング、南側は半島突端に下る緩やかなカーブと直線が連続する快走路になっている。しかし、開通当時と異なり道路脇の樹木が成長し道路からの展望はあまり期待できない。スカイラインは、昼も夜も楽しめるが何といっても工場夜景がいい。夜景撮影には水島展望台がお薦めスポットとなっているが、駐車帯は５～６台程度で狭い。工場地帯と道路を入れた撮影には北側の鴨ケ辻橋周辺が展望も開けてお薦めだ。 |
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| スカイラインの終点と鷲羽山展望台をつなぐのが県道２１号だ。この道は距離は短いが、鷲羽山展望台から時計廻りに走ると、瀬戸内海を左に瀬戸大橋がぐんぐん迫ってくるワインディング道路だ。途中にある瀬戸大橋展望所駐車場は、バイクや車と迫力ある瀬戸大橋を間近に撮影できるお薦めの場所である。鷲羽山展望台は岡山県屈指の観光地であり、整備された遊歩道で周辺の散策ができる。鷲羽山山頂から見える瀬戸内海と瀬戸大橋（下津井大橋）は、夜明けから夕暮れまで３６０度の素晴らしい景色が広がる。空気が澄む秋や海霧の中に浮かぶ瀬戸大橋の景色も絶景だろう。遊歩道の終点には瀬戸大橋を正面から撮影できる展望地がある。 |
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