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絶景を走る  日本百名道  2022   JAPAN BEAUTIFUL ROAD BEST 100
  岡山ブルーライン
  中国  CHUGOKU   Okayama blue line
 
 
 岡山ブルーラインは、国道2号線のバイパスと観光を目的につくられた1977年開通の元有料道路で、岡山市君津から備前市蕃山(しげやま)を結ぶ延長32.4kmの道路の愛称である。山陽自動車道路の開通に伴って2004年に無料化された。片側1車線で自転車や歩行者の通行はできない。有料道路時代のICが残っており、他の道路とは信号のある道の駅一本松展望園を除いて全て立体交差で交わる。2号線のバイパスとしての利用増のため、交通量はやや多いが混雑するというほどではなく、走りも充分に満足させてくれる道だ。ブルーラインという言葉からはおだやかな瀬戸内海と島々を想像するが、実際に道路から海が見える場所は備前市側の片上大橋付近だけである。
 
 岡山市側から国道2号線の君津ICから入ると、両側には一面の水田が広がりのどかな農村地帯を走る。しばらくすると、山間区間に入り、直線とゆるやかなカーブ、アップダウンが連続するワインディングロードに変貌する。沿線には2つの道の駅があり、一本松展望園は瀬戸内海の展望がよい場所で農産物の販売やレストラン、ミニ鉄道公園もあり週末は家族連れが多い。日本のエーゲ海と言われる牛窓(うしまど)へはここから15分程度のアクセス。牛窓は岡山県のマッシュルームの生産地であり、香川県の小豆島とならび日本二大オリーブ産地の一つである。牛窓オリーブ園やパワースポット「牛窓神社」などに人気がある。黒井山グリーンパークは桜の名所としても有名で、農産物の販売所がある。
 
 道の駅黒井山グリーンパークを過ぎると、程なくしてこの道のクライマックス片上大橋が現れる。橋の両岸にある駐車スペースに車をおき、橋のたもとから眺める牡蠣いかだが広がる瀬戸内海は何とも言えない魅力がある。片上大橋をさらに美しく見るには、橋を渡って備前ICを降り、国道250号線で赤穂方面に向ったすぐのところにある夕立受山(ゆうだちうけやま)の展望公園に登るとよい。駐車場から15分の道のりが絶景を約束してくれる。また、近年設置された橋の北西側の太陽光発電の周辺からも、違ったアングルで橋を見ることができる。走り終わった後は、日生(ひなせ)に移動して「カキオコ」でも食べよう。

  冬季閉鎖 なし 
  近隣情報 牛窓観光     日生カキオコ
  道の駅 一本松展望園     黒井山グリーンパーク
  ルート地図  


文書作成にあたり、Wikipedia、道路管理運営会社(公社)、観光協会、自治体等のHPを参考させていただきました。

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