| 絶景を走る 日本百名道 ２０２２ ＪＡＰＡＮ ＢＥＡＵＴＩＦＵＬ ＲＯＡＤ ＢＥＳＴ １００ |
| 秋吉台カルストロード |
| 中国 ＣＨＵＧＯＫＵ Ａｋｉｙｏｓｈｉｄａｉ ｋａｒｓｔ ｒｏａｄ |
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| 秋吉台（あきよしだい）は、山口県美祢市（みね）の中・東部に広がる日本最大級のカルスト台地である。日本三大カルスト（福岡県平尾台、愛媛・高知の四国カルスト）に数えられ、１９５５年に秋吉台国定公園に、１９６４年に特別天然記念物に指定されている。この秋吉台の雄大な景観を作っている石灰石は、およそ3億5千万年前に南方の海でサンゴ礁として誕生し、それから長い年月を経てプレート運動により移動隆起して地上に出てきた。あちこちにある地面がすり鉢状にへこんだものをドリーネと呼び、カルスト台地独特の地形をつくっている。また地下１００mには、日本屈指の大鍾乳洞「秋芳洞（あきよしどう）」がある。 洞内の観光コースは約1km（総延長は10.7kmを越え国内第2位）、温度は四季を通じて17℃で一定で、夏涼しく冬は温かく快適に散策できる。この日本最大級のカルスト『秋吉台』を突き抜ける道路が県道２４２号秋吉台線で、秋吉台カルストロードと呼ばれている。 |
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| なだらかな中国山地の台地を走るカルストロードは、ドリーネと石灰岩の合間を縫うように走っていく。ドライブとしては秋吉台展望台から北側がお薦めだ。周囲の白い石灰岩を眺めながら緩やかなカーブで爽快な草原の中を走る。石灰岩が多く露出するのは長者ケ森あたりまでだ。夏は草原の草木の背丈が伸びて石灰岩を覆うので、存在感がやや薄れる。冬から春先が石灰岩の中を走る実感が湧くだろう。北へ進むと、石灰岩はやや少なめになり、緑豊かな草原の丘陵地から深い谷のある樹林帯に変化し北端の大正洞に到着する。この区間のカーブはよりタイトになり、草原台地の景色を楽しむことから走りを楽しむ道に変わる。四国カルストとは違った魅力を持つ道だ。 |
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| 自然保護のために道路脇の草原地帯は鉄製の柵で分けられていて、遊歩道を除いては立ち入り禁止だ。いくつか駐車スペースはあるが、車入れの撮影としてはやや厳しい。日本三大鍾乳洞の秋芳洞（鍾乳洞）があり、周辺にはサファリパークもある、山口県の中心的な観光地のひとつを満喫したい。 |
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