| 絶景を走る 日本百名道 ２０２２ ＪＡＰＡＮ ＢＥＡＵＴＩＦＵＬ ＲＯＡＤ ＢＥＳＴ １００ |
| 安芸灘とびしま海道 |
| 中国 ＣＨＵＧＯＫＵ Ａｋｉｎａｄａ ｔｏｂｉｓｈｉｍａ ｒｏａｄ |
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| 瀬戸内の海を背景に、広島が舞台となっている映画｢ドライブ･マイ･カー｣。第74回カンヌ国際映画祭 (2021年) で日本映画としては史上初となる脚本賞ほか、全4冠を受賞。第94回アカデミー賞
(2022年) では国際長編映画賞を受賞した。この映画で主人公が広島の拠点としていたのが、大崎下島にある御手洗（みたらい）地区。ここは歴史的景観が残る町として知られ、この映画でさらに脚光を浴びている。この御手洗を含め、広島県呉市の南東に位置する下蒲刈（しもかまがり）島から愛媛県今治市の岡村島までの７つの島を7つの橋で結ぶのが「安芸灘とびしま海道」である。島々が庭園を渡る飛び石（とびいし）をイメージして名付けられた。 |
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| 本州側からは野呂山スカイライン入口の少し南から県道吊り橋では長さ日本一の安芸灘大橋を渡って安芸灘諸島に入る。そこから、下蒲刈島～蒲刈大橋～上蒲刈島～豊島大橋～豊島～豊浜大橋～大崎下島～平羅橋～平羅島～中の瀬戸大橋～中の島～岡村大橋～岡村島まで一気に走り込む。本州四国連絡道のしまなみ海道（尾道～今治）と異なり、四国とは橋で繋がっていない。いずれも比較的小さく、集落が点々と繋がっている島なので、絶対的な交通量は少なく信号もほぼない。平日昼間なら車に出会うこともない様な地域だ。そこを完全２車線の道路と橋でつなぐ瀬戸内の快走路がとびしま海道だ。ほとんどの区間が海岸沿いの道で、穏やかな瀬戸内海と周辺の島々を眺望しながら走ることができる。 |
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| それぞれの島の観光ポイントはリンク先の観光案内で確認して欲しい。島には展望台がつくられているが、景色と比較的アクセスがいいのは、上蒲刈島の物見橋公園展望台と名も無き展望台、西泊観音展望台、大崎下島の一峰寺山（いっぽうじやま）展望台、歴史の見える丘公園、岡村島のナガタニ展望台だ。いずれも大型車や地上高の低い車(130以下)は厳しいのであまりお薦めしない。食事や休憩には古民家などを利用したＣａｆｅがあちこちにできているので、事前に調べて行ってみるとよい。なお、とびしま海道内の指定店舗で１０００円以上購入すると領収書と回数通行券を引き換えてもらえる、つまり帰りの安芸灘大橋の通行料が無料になるので利用しない手はない。 |
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