絶景を走る 日本百名道 2022 JAPAN BEAUTIFUL ROAD BEST 100 |
美ヶ原高原道路 |
中部 CHUBE Utsukushigahara plateau road |
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美ヶ原高原道路はビーナスラインとともに美ヶ原高原に向う道路である。松本市の松本浅間CCから美鈴湖を経由して武石(たけし)峠まで美ヶ原林道を走り、武石峠から県道62号で美ヶ原自然保護センターにつながる道路で、裏ビーナスとも呼ばれている。当初、王ヶ頭周辺を通過してビーナスラインと直結の計画だったようだが、自然保護の観点で一般車の通行はできない。(道路自体は未舗装路があり、観光客用の遊歩道や王ヶ頭ホテル利用者の専用車が通行) |
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美鈴湖から武石峠まではカラマツの林の中を走るヘアピンカーブが続き、北アルプスを眺望するポイントがいくつかある。林道で多くは1.5車線だが、一部は2車線区間になっている。武石峠三叉路は2022年10月から武石観光センター方面への道路が通行可能となり、美ヶ原高原美術館側への最短ルートを走ることができる。峠から先が県道62号の美ヶ原高原道路となり、カラマツの林が終わる武石峰あたりから松本盆地と北アルプスを眺望する絶景ルートに変貌する。最初の駐車場から遊歩道を3分登る想い出の丘からは、中央アルプス~御嶽山~北アルプスの景色は絶品である。秋にはちょうど槍ヶ岳に夕陽が落ちる。時間があればさらに遊歩道を登ると白馬方面まで見渡せる展望地が待っている。 |
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自然再生のため一部立ち入り禁止区域が設定されている絶壁上の区間は、北アルプスにつながるような天空の道だ。その後この道のハイライトがやって来る。左カーブでカラマツの林が終わると、緑の牧草地をたたえた美ヶ原高原牧場の丘陵地帯を抜ける道が迎えてくれる。まるでヨーロッパの丘陵地を思わせる気持ちのいい光景が広がる。ここから終点の自然保護センターまでは完全2車線の整備された快走路となっている。ヘアピンから直線道路、アップダウンのある短いながら楽しさが凝縮した道路である。
終点の自然保護センターから、徒歩20分で王ヶ鼻と王ヶ頭に行ける。ビーナスラインの山本小屋から1時間半はかかるのでこちらの方がお薦めだ。松本盆地越しの北アルプスは雄大で壮観のひとこと。
武石(たけし)観光センターと武石峠の道路が復旧した場合には、ビーナスライン経由で、美ヶ原高原美術館脇をそのまま松本方面に向かう。途中白樺平という美しい林を抜け県道62号との合流にある観光センターを左折して武石峠に向うことになる。ビーナスと裏ビーナスの両方を楽しむために早期復旧を期待したい。 |
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